独立行政法人国立高等専門学校機構 
奈良工業高等専門学校 情報工学科
National Institute of Technology (KOSEN), Nara College
Department of Information Engineering
~ITの主役 情報通信技術のエンジニアを目指して~
Network/Hardware/Software

情報工学とは

パソコンやスマートフォン/携帯電話など、多くのコンピュータがいろいろな場面で利用され、いつでも、どこでも様々な情報に触れられるようになりました。 皆さんがこれらのコンピュータでよく利用する、メール、電話、音楽、写真、ビデオ、アプリケーション、ゲーム、ファックス、テレビなど、コンピュータで扱う情報はディジタル(0と1の組合せ)情報で表されています。 情報工学とは、これらディジタル情報を作り、利用し、提供する技術のことです。

情報工学科の紹介

キャッチフレーズ「情報を手に入れた者こそが、価値ある未来を手に入れる」

人と人とのコミュニケーションの場面において、コンピュータやインターネットは必須のツールとなってきました。 このような時代に求められるITエンジニアとは、コンピュータのハードウェア、ソフトウェアおよびネットワークなどの技術だけでなく、人と意志を伝え合える力(コミュニケーション能力や問題解決能力)も求められています。

情報工学科では、以下の4つの能力を備える、優れたITエンジニアの育成を目指しています

コミュニケーション(Communication)

自分の考えを他の人に伝えて、理解させることは容易ではありません。 このような行為は、人と人とのコミュニケーションによって行われてきました。 自分の考えやアイデアをわかりやすく伝え、顧客が本当に必要なことを正しく読み取る必要のあるITエンジニアにとって、コミュニケーション能力は必須の能力となっています。

コンピュータ(Computer System)

カメラ、ゲーム、テレビといった機能をもつ携帯電話の登場に見られるように、いつでも、どこでも、気軽にコンピューターが使用されつつあるユビキタス時代が到来しています。 しかし、この気軽さの裏側では、様々なコンピュータ技術が日進月歩を続けています。 ITエンジニアは、コンピューターに関する様々な最新の知識と技術を知っていなければなりません。

ネットワーク(Computer Network)

一人よりは、複数の人が集まる方が、解決できることが多くなります。 コンピュータだって同じことが言えます。 その代表が、数多くのコンピューターを網目状に結びつけたインターネットです。 インターネットを用いることで、リアルタイムに世界中の人々と容易に情報交換ができるようになりました。 ITエンジニアは、インターネットを支える技術とそれを有効に活用する方法を学び続けていかなければなりません。

ソリューション(Solution)

コミュニケーション、コンピュータ、ネットワークのいずれにも、情報の伝達と交換の際に様々な問題が発生します。 このような問題を、効率よくスピーディに解決し、有益で必要な情報だけを選択して、処理し、保存することが重要です。 ITエンジニアは、情報技術の進歩と数多くの情報交換によって生じる様々な問題の解決能力を身につけていなければなりません。

卒業生の進路

卒業生のおよそ半分は大学や専攻科に進学し、半分は就職します。 進学先の大学としては、大阪大学や豊橋技術科学大学、長岡技術科学大学をはじめ、筑波大学、和歌山大学など地方国立大学へ進学する学生が多いです。 就職先の企業としては、情報系だけに縛られることなく、インフラ関係、電気系やメーカーなどにも就職しています。