研究について
この研究室では,音声についての研究を行っています.
音声とは,いったいどんなものなのでしょうか?
辞書をひくと,「人間が意思を伝える際に発する音」などといった 説明が書かれています.
この研究室では「人と人」ではなく,「人とコンピュータ」の間で意思を伝えるために, 音声の研究の中でも特に「認識」についての研究を行っています.
コンピュータと会話ができるなんてことになればおもしろいと思いませんか?
(もちろん,まだまだできません.マンガや映画の世界のようにいきませんが… )
他にも,認識以外の音声についての研究は行っていく予定です.
身近なものの1つである音声について,もっとよく学んでみませんか?
付録
音についてまとめてみました.この研究室で行っている研究とは直接関係ないこともありますが, 興味があったら読んでください.
なるべく分かりやすいようにとまとめたので正確に知りたい方は本を調べてくださいね.
・私ってこんな声なの?-骨伝導-
テープで録音した声といつも自分が聞いている声がなんだか違う・・・そんなことってよくありますよね.
なぜそんなことが起こるかというと「骨伝導」ということに関係しているのです.
つまり自分の声は, 耳から入るだけでなく,声帯やのどの振動が骨を伝わって鼓膜や聴覚神経に届くものがあるので違って聞こえるのです.
・悪口はよくきこえる?-カクテルパーティ効果-
わいわいがやがやしたパーティ会場でも特定の話を聞き取る事ができます.
このように雑音の中から自分の必要とする情報を聞き取れる事を「カクテルパーティ効果」と呼ぶそうです.
つまり悪口は良く聞こえるということもカクテルパーティ効果なのかもしれませんね.
・オクターブ(octave)
「1オクターブ高い」とは,周波数が2倍になっていることをいいます.
逆に「1オクターブ低い」とは周波数が半分になっていることをいいます.