| 人工知能 2001 Artificial Intelligence 2001 |
3章 探索
3.2 ヒューリスティックサーチ(その1)
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2001年 7月11日 (水) 講義ノート (by 山口研 中尾友圭子)
3.2 ヒューリスティックサーチ(その1),heuristic
配布資料 2000,9/20 AI →成功経験に基づく知識
h(x):ゴールと現状態とのキョリ(近さ)を見積もる関数
小さい程ゴールに近い
3.2.1 山登り法(hill climbing)
・h1(x):山頂(ゴール)と現地点との高さの差
・h2(x):ゴール地点と 〃 直線距離
Q.なぜh(x)は’見積もり’(estimation)なのか?
ゴールへ至るpathの正確なキョリ/コスト(cost)ではなく
Q2.山登り法はブラインドサーチでいうとたて型,よこ型?
その理由は?
たて型,(step5で未展開ノードリストL1に
展開する)ノードを一つ入れているから(by竹村)
3.2.2 best first search(と山登り法との比較)
<ちがい> step5 1)次に展開するノードのL1への加え方
2) 〃 選び方
山登り法 best first search
1)展開した子ノード集合nこのうち 展開した全てのノード
min(h(x))となる一つのノード
2) 〃 未展開ノード集合L1を
h(x)でソートした先頭
Q4. p.47図3.4で各サーチ法で次に展開されるノードを
マークせよ
Q5.best first search法の特徴は?
・横型,全サーチ+h(x)
・ 〃 なのでたて型に比べると多くのメモリが必要
3.2.3 A*アルゴリズム(A star)
pathのコストの評価関数(ノードnにおける)
f'(n)=g'(n)+h'(x)
↓ ↓
↓ nからゴールまでのpathコストの見積もり
スタートからnまでのpathコスト
h'(x)≦h(x):過小評価
真の値より小さめに見積もる