知能工学 2000 Intelligence Engineering 2000 |
2000, Sep. 10th, updated
5/1 曇り 4回目 ノート:高岡 【 1.2の続き →p.6 】 AIシステムとは? 計算モデルを持つもの 計算モデル(computatinal model): 頭の中で’知的さ’とは何かを考え書き出す(哲学的、思弁的)だけでなく、 アルゴリズムとして書き下せるような形に変形し、 プログラムとして実装し動かしてみる。(定式化 →text 2.3) 【 1.3 AIの歴史 →p.7 】 《 1.3.1 AIの歴史は計算機(科学)の出現から 》 チューリングマシン(by チューリング イギリス人): アルゴリズムを実装し動かすための最初の計算モデル。 1次元のメモリとその任意の場所のデータを読み書き(換える)操作が可能 ⇒プログラムという概念。 アルゴリズム: ある目的を行うための操作の集まりを、手順に分解し逐次的に(1次元の順序に並べて)書き下すこと。 プログラム内臓コンピュータ(by J.von ノイマン): プログラム内臓方式: コンピュータの操作、命令列を順に取り出して実行する。 AIシステム: 知的さをモデル化、定式化した上でアルゴリズムによって実装する。 他の計算モデル セル・オートマトンの理論(1940's by ノイマン): 多次元のメモリについての並列計算モデル。 ex. ライフゲーム(スクリーンセーバ等) A-Life(C-ラングトンが命名、人工生命)分野として1990'sにブレイク。 神経回路モデル: NN(ニューラルネット)並列計算モデル AI(NN)の限界 並列計算を逐次計算に変換して解いていては、並列計算の利点を生かせない。 ↓ 逐次的アルゴリズムで実装できる限界を超えるには、 逐次的アルゴリズムでは実現できないことを見出し新たな計算モデルを案出すべき。 《 1.3.2 AIの原点 》 AIという用語が生まれた日 学習や知能はある側面において記述可能であり、マシンでシミュレート可能。 ↓ AIという研究分野が発生した 伝統的AI(traditional AI)手法 -------------------------------------------------------------------------