知能工学 2000
Intelligence Engineering 2000


2000, Sep. 10th, updated



開講にあたって-ガイダンス-


2000年 4月10日(月) 講義ノート.....電子情報専攻 山口研究室,石村 健二


使用テキスト:人工知能の基礎(昭晃堂,1999)

講義スタイル:講義ノートを交代でE−mailで提出(yamaguch@info.nara-k.ac.jp)
成績評価  :議論,出席,提出ノート,レポート
講義内容  :AIのこれまでの研究の流れ,代表的な研究テーマ,手法の紹介をテキストに沿って進める

開講に当たって
Q1.なぜ,AIの歴史を学ぶのか?
     (学問のある分野)
   ex. [授業の]数学 → 19世紀までの数学の研究の歴史[をなぞっている]
 (1)山口がこれまでにNNCTAIではなくALifeを教えていた理由
    <1990'sは,AI冬の時代といわれている>
     1)行き詰まり感のあるAI研究の過去を振り返って,何のメリット(進歩)があるか?
     2)山口の問題意識に合ったAIの教科書がない.
 (2)”AIの基礎”を選んだ理由
    1)馬場口山田らが上述の山口の問題意識を共有している[ように感じる]
    2)過去を振り返ることはイミがある
     ・研究の背景分野を知ることができる(by森本)
     ・行き詰まり感があるから過去を振り返る
     では、行き詰まり(失敗)に至る過程を振り返ってどういうイミがあるか?
     →なぜ、行き詰まっているか?(恋の駆け引き?)
      行き詰まり原因を調べることで1)原因が分かれば、よりベターな解決法が見出せる(by渡邊)
                         2)少なくとも、別の方法を選び直せる
    ex.研究に対して
     手法ではなく,テーマ設定自体に何か問題があるのでは?
    ex.底なし沼への行進の過程
     1)歩く方向付け(テーマ設定)に問題があるのか?
     2)歩き方(用いた解決手法)を工夫すれば沈まなくてすむかも(by藤森)
 (第3の理由)
    1)情報の空白地帯をどう捜すか?
      情報とは,先人らが切り開いた足跡の集まり→既存の学問分野を知ることによって
      若いAI研究者は,未開のテーマを見つけることができる
      AIは,基礎的な理論が確立されていない
       →学問分野が形成されつつ過程を知ることができる(ex.火山の噴火状態)
    Q3.基礎理論が確立してないのにどうしてAIの基礎なのか(by渡邊)
       Ans.前書き
テキストの内容へ,
    1章AIとは?
     Q1.AIとは何か?
        人間に出来て,計算機にできないことを実現しようとする分野
                   ↓
                 machine(歴史的には,computerではない ex.チューリングマシン)
    1.1知能とは何か?
     知的な(Intelligence)とは何か?
      →人間の行動の中でもの「思考」と伴うもの


参考Homepage
人工知能の基礎(昭晃堂,1999)
情報の空白地帯
馬場口 登先生
山田 誠二先生
人工生命って何ですか
人工知能学会
人工知能とは何か



yamaguch@info.nara-k.ac.jp


知能工学 2000 のページへ戻る (back to Intelligence Engneering lecture 2000 index page)


山口の担当講義のページへ戻る (back to tomo's lectures page)

Tomo's Top Page へ戻る