信号処理 第8回講義内容


授業内容
  • 2 信号処理の例
    • 2.1 波形の平滑化
  • 追加説明)移動平均の周波数特性
  • 第1回e-Learning小テスト
実習6−2での検討事項
6−1については,雑音の低減状態が目視で確認できれば,6−2においては,
移動平均での雑音の低減率を客観的にとらえる必要がある.
このとき,雑音を共通化しておかないとその傾向が確認できないと考えられる.
あと,平均値については,母数を同じにして精度を同じにしておくことも必要である.
よって,
  • RAND()関数であらかじめ乱数を発生させる.この乱数をRとし,このRに対して±0.2,0.4,0.8を求めるべきでは?
  • 移動平均では演算にエンベロープ(のりしろ)が必要なので,その分を差し引いて平均値を求めた方がよいのでは?
を検討していただきたい.
再提出方法
再提出は,返却後1週間以内にメールボックスに再投函してください.
返却したレポートに,修正したページを表紙の次のページに挿入してください.
1回目提出時の表紙は,そのまま流用し,手書きで再提出日を記入して再提出ください.
電子データの再提出も,1週間期限を延長しますので,データを再提出してください.
実習内容
実習8【10点】
横軸fτ,縦軸を振幅Aとするとき,



のときに,0.05秒【f=1Hzと考えたときは,τを0.05秒刻みと捉える】刻みでfτをサンプリングする.

このとき,各サンプリング点における振幅を,



とした,横軸fτ,縦軸Aとする移動平均の周波数特性グラフをExcelで作成しなさい.
このとき,作成されたグラフに対して,振幅Aが3dB低下するときのfτがいくらになるかを求め,グラフ上でその点を交点とする振幅A(Y軸)およびfτ軸(X軸)への垂線を記入しなさい.【記入は手書きでも,Excelでもどちらでもよい】


追記
グラフは,0.05刻みで出力したもので結構です.
ある程度グラフで遮断周波数となるfτの場所が特定できたら,時間の刻みを細かくして,
遮断周波数fτを小数3ケタから4ケタの精度で求め,その値を控えておいてください.
提出期限
6月11日(木)17:00
提出期限
周波数特性グラフとfτの値をA4用紙に印刷して提出してください.
また,Excelデータについては,e-Learningシステムで提出してください.

連絡事項
  • シラバスは,毎時間持って来てください.また,自己点検の欄の記入を忘れないように.
  • 受験,就職関係で公欠するときは,メールで事前に松尾まで連絡してください.
  • 前期中間レポートを遅れて提出する学生は,レポートの表紙の次のページに,私が返信した延長許可のメールを印刷し挿入して下さい.
  • 第9回は,教室で行ないます.


〒639-1080 大和郡山市矢田町22
奈良工業高等専門学校 情報工学科 
教授  松尾 賢一
E-mail:matsuo□info.nara-k.ac.jp
(巡回ロボット対策のため,□を@に変えてください)