信号処理 第3回講義内容


授業内容
  • 2 信号処理の例(p.19-)
    • 2.1 波形の平滑化
実習内容
練習3
サンプリング点36点の振幅1の1Hzの正弦波形Sに-0.1から0.1までの値をもつ雑音Nが加わった合成波形をSNとする.
このSNに対して,3点の移動平均を適用した時の入出力波形を得なさい.
演習3@
演習3用のExcelシートをダウンロードする.

1Hzの正弦波(振幅1,サンプリング36点)を波形S,最大振幅Aのランダム雑音を雑音Nとする.

波形Sと雑音Nの同じサンプリング点間で波形S雑音Nが加算された波形Wを作成する.

波形W=波形S+雑音N

(雑音の発生例)
最大振幅Aのランダム雑音の発生のさせ方 =RAND( )*2*A-A

今回は,A=0.5とします.

この波形Aに対して,教科書p.20の式2.1により移動平均(K=1,2,3)された波形を
それぞれ波形@,波形A,波形Bとする.

このとき,横軸をサンプリング点,縦軸を振幅とした,
波形Wと波形@〜Bをグラフで示しなさい.

波形Sの有効数字 小数点以下3桁
波形Nの有効数字
波形Wの有効数字
移動平均波形の有効数字
グラフ形式 折れ線グラフ
測定点表示 あり
グラフ表示 1シート内

さらに,波形@,A,Bと波形Sの同じサンプリング点間で,
各波形@,波形A,波形Bから波形Sを引いた絶対値を雑音N’1,N’2,N’3とする.

雑音N’1,N’2,N’3=|波形@,A,B−波形S|

このとき,横軸をサンプリング点,縦軸を振幅とした雑音N’1,N’2,N’3をグラフで示しなさい.

雑音N’の有効数字 小数点以下3桁
グラフ形式 折れ線グラフ
測定点表示 なし
グラフ表示 1シート内

また,以下の表の紫の箇所に雑音Nの絶対値と雑音N’の平均値を答えなさい.

雑音 雑音の平均値
Nの絶対値
N’1  
N’2  
N’3  
演習3A
2Hzの正弦波(振幅10,サンプリング360点)を波形Sとする.

次に,以下の周波数をもつ正弦波を雑音N1,・・・,N5とする.

雑音N 振幅 周波数
11.00
22.75
32.65
56.50
106.00

波形Sと雑音N1,・・・,N5の同じサンプリング点間で波形S雑音Nが加算された波形A(A1,・・・,A5)を作成する.

波形A1,・・・,A5=波形S+雑音N1,・・・,波形S+N5

この波形A(A1,・・・,A5)の各々に対して,
教科書p.20の式2.1により,K=1,2,3で移動平均した波形を波形M(M1,・・・,M5)とする.

波形Sの有効数字 小数点以下3桁
波形Nの有効数字
波形Aの有効数字
波形Mの有効数字

次に,波形Mと波形Sの同じサンプリング点間で,
波形M1,・・・,波形M5,の各々から波形Sを引いた絶対値を雑音N’(N’1,・・・,N’5)とする.

雑音N’1,・・・,N’5=|M1−S|,・・・,|M5−S|

このとき,K=1,2,3の各々において,以下の表の数値を求めなさい

雑音N 雑音Nの絶対値の
平均
雑音N’ 雑音N’の
平均
雑音比
N’/N
減衰量
20log10(N’/N)【dB】

有効数字 小数点以下3桁
提出方法
  • 10/21(月)17:00
  • 演習で作成したExcelデータは,松尾まで添付ファイルにてメール送信【件名:信号処理+演習名】
  • 提出するファイル名は,「出席番号2ケタ_ローマ字名_演習番号.拡張子」とする.【(例)01_Ken-ichi_Matsuo_3.xlsx】
  • 印刷した波形および表は,表紙をつけて松尾のメールボックスに提出
演習2NGレポート
  • 入力波形が示されていない.
  • 波形にサンプリング点がない.
  • 指示通りに結果が示されていない

連絡事項
  • 受験,就職関係で公欠するときは,メールで事前に松尾まで連絡してください.


〒639-1080 大和郡山市矢田町22
奈良工業高等専門学校 情報工学科 
教授  松尾 賢一
E-mail:matsuo□info.nara-k.ac.jp
(巡回ロボット対策のため,□を@に変えてください)