人工知能 2001
Artificial Intelligence 2001



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4章 知識表現 4.5 代表的な知識表現法(その1)pp.64-68

プロダクションシステム,セマンティックネット


注)赤字は山口の加筆修正部分です.
配布資料 4.4 知識表現の概要,4.5 代表的な知識表現法

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2001年 9月19日 (水) 講義ノート (by 小山研 田島聖子)

マクラ
2001年9月の   三大事件
 ・ テロ            四票
 ・ 狂牛病          一票
 ・ 株安            一票


では,世の中のニュースに関する知識を記述してみよう!


図1 狂牛病に関する知識ネットワーク表現の例

4.5 代表的な知識表現法  4.5.1 プロダクション・ルール ルール名: IF <条件記述>  THEN <結果>  Q1-1. 狂牛病の牛が再生産(感染が拡大する)される 因果関係を図1を参考にしてプロダクション・ルールで 記述せよ。 ルール1 : IF < 牛を飼料用に加工する > THEN < 肉骨粉ができる > ルール2 : IF < 肉骨粉を与える > THEN < 牛が育つ > ルール3 : IF < 牛が十分育つ > THEN < 加工用の牛とする >  Q1-2. 作成したルール集合を用いて、 以下の2種の初期事実集合に対して 1) それぞれのルールの連鎖を作り 2) 結果(結論)を比較せよ 初期事実1 ・・・ どの牛も感染していない 初期事実2 ・・・ 一頭だけ狂牛病に感染

図2 感染経路の連鎖を表すルール表現の例

 ルール7   :  IF < プリオン入りの肉骨粉を牛が食べる > (感染ルール) THEN < 狂牛病を発病する > ルール8 : IF < ヨーロッパの肉骨粉を牛が食べる > (輸入ルール) THEN < 肉骨粉にプリオンがいる > 4.5.2 意味ネット (P.68 図4.3 参照) まとめ プロダクション・ルール と意味ネットワークとの記述力の違い プロダクション・ルール ・ 因果関係 ・ ・ ・  推論の連鎖 ・ 時間的な変化 意味ネットワーク  事実間の関係を表す


yamaguch@info.nara-k.ac.jp


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