人工知能概論 2000
Introduction to Artificial Intelligence 2000


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3章 探索:
3.2 ヒューリスティック探索(その1),pp.43-46

注)赤字は山口の加筆修正部分です.
2000年 9月20日(水)晴れ 講義ノート(by 松尾研 山崎 仁)

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9/20(木)晴れ ノート:山崎

3.1  ブラインド探索のまとめ
 Q1.各サーチ手法(縦型、横型、反復深化法)の探索過程(スタートから下に向
かって、サーチ木(p35図3.1)の各ノードを訪れる順序)をイラストで表せ。
  例)・横型
    ・縦型
    ・反復深化法
      cutoff=1,2,3に分けて、イラストを書け。
      ・ポイント cutoff = サーチの深さを1つずつ大きくしながら、
			縦型サーチを繰り返す。

3.2  ヒューリスティック探索(pp.43-46 , 配布資料、 知能工学ノート(9/4))
    ヒューリスティック(Heuristics)
        ・正しいという裏付けはないが、経験的に正しいと信じられている知識
     →サーチのとき、役に立つ知識
       9/6,スタートから目標状態(ゴール)までの最短経路(path)を求める。
       ex.ゲームの早解き
            ゴール=エンディング表示
                 プレイ時間最小
       現状態が、ゴールにどれだけ近いか? (pp.43-44)
     h(x)              〃         を表す(見積もる/推定する)関数

    Q2.なぜ、”見積もる”のか?
      実際のゴールまでの距離(展開ノード.etc)は、サーチで展開し、
		ゴールまでたどりついて初めて確定するから
         → 展開せずに/するよりも小さいコストで距離やコストを見積もりたい。

3.2.1  山登り法(hill climbing)
       pp.44-45 アルゴリズム
        Q3.ブラインドサーチ法との違いはどこか?
       Step5 : h(n') = min(h(ni))
             → 対応する本文の説明をマーク

        例:山登り法でのh(x)の例
         問題:カーナビ
          h(x)の例・・・1)ゴールまでの直線距離
                 2)高速/一般道ごとの平均時速を用いて算出した予想走行時間
    山登り法の特徴
     ・サーチコスト 小
     ・ゴールにたどりつく前にh(n') = min(h(ni))のノードが見つからなくなると,
	そこから先に進めない → 図3.3(左)

      アルゴリズムの挙動
       霧の中での高度計での登山/下山

3.2.2  最良優先サーチ
    山登り法とのちがい → 全ての未展開ノードからh(n') = min(h(ni))を選ぶ。
                 →図3.4
    Q4.両アルゴリズムがStep5でソート(調べる)するノードをそれぞれ
		(点線で)示せ。

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yamaguch@info.nara-k.ac.jp


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