人工知能概論 2000 Introduction to Artificial Intelligence 2000 |
2000, Sep. 5th, updated
第2章 問題解決 (problem solving:PSと略す) Q1 人間は(現実世界の)問題に直面したときどのように解決しているか? →人間のPSのプロセスを分析し,定式化する. Q2 計算機でPSを(自動的に)行なわせるにはどうすればよいか? p.21の問題1を解いてみる. 鶴の数をx羽,亀の数をy匹とする. x + y = 7 2x +4y = 20 ……… y=7ーx ……… x=△ y=◯ 鶴の数が△羽,亀の数が◯匹 AIではPSを3つのプロセスに分ける 1)問題の定式化 ・問題の本質的な部分を抽出する→抽象化 ・問題世界の内容からある世界(数学)での形式的記述に変換する. 2)形式的処理 ・形式的記述をその世界のルールにしたがった操作で変形し解を求める. 3)解釈 ・2)で得られた解を元の問題の世界の記述に逆変換する. 例2)プログラミングによる自動化 鶴亀算をプログラムで解く 1)プログラミング(手動) データ構造の定義(変数の定義) アルゴリズムの実装(はきだし法) 2)プログラムの実行(自動) 3)変数(の値の)表示/変数の意味の表示(手動) プリント文に埋め込む Q 3)の解釈は自動か手動か? p.24 図2.1 計算機による自動化は 2)の内部世界のみ 1),3)は内部世界と外部世界との対応付け.変換は手動/入力 -------------------------------------------------------------------------