「特別講義」を開催しました
 今年度は4Iと5Iの学生諸君を対象に、4I電磁気学と5I数値解析の合同授業という形式で下記の通り 特別講義を実施しました。

 ◆ 内容 : 豊橋技術科学大学情報・知能工学専攻と次世代シミュレーション技術者教育プログラム
 ◆ 講師 : 豊橋技術科学大学大学院工学研究科 情報・知能工学専攻 准教授 後藤 仁志 氏
 ◆ 日時 : 7月18日(水)13:00~14:30
 ◆ 会場 : 大講義室

 
 豊橋技術大学には昨年度末に日立製作所のスーパーコンピューターシステム(テクニカルサーバ: HA8000-tc/HT210)が導入され、国際競争の激化が著しい研究開発分野でイノベーションを牽引する 人材を育成するため、「次世代シミュレーション技術者教育プログラム」がスタートしています。
 講義では最初に、導入されたシステムのハードウェア構成や演算性能などが「京」をはじめとする 世界各国の最先端のスーパーコンピュータと比較しながら解説されました。次に、新素材開発、防災、 Visual Effects(VFX)など、スーパーコンピュータが活用されている代表的な分野や事例が紹介され、 今後取り組みが本格化する教育プログラムの現状と計画が紹介されました。その中でもとりわけ近年、 急速に利用が拡大しているビッグデータの解析に関する動向や展望については情報工学科の卒業研究や 特別研究の研究テーマに直結する興味深い話題で、学生諸君は強い関心を示していました。
 講義の後半は豊橋技術科学大学情報・知能工学専攻の各研究室で取り組まれている教育研究の内容や 成果がわかりやすく紹介されました。また、豊橋技術科学大学の特色などについても説明があり、4I 学生諸君にとっては進路選択にも役立つ講義となりました。講義終了後は5I学生との熱のこもった 質疑応答が30分以上も続き、視野を広げ向学心を触発するたいへん有意義な機会になりました。
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